投資のはなし

iDeCo(個人型確定拠出年金)の始め方まとめ|金融機関の選び方は?

年金制度は近年大きく変わり始め、個人で資産を作る時代になりつつあります。

そして、個人で資産を作る方法とは私的年金に加入することで、その1つがiDeCoです。

iDeCoは日本語で個人型確定拠出年金のことで、国民年金や厚生年金に上乗せされた年金といったイメージになります。

少子高齢化社会が深刻化しているため、今後現役世代が減少するごとに年金を含む社会保障の財源も減少します。

今後は不足分の年金支給額を、iDeCoも活用して補う必要があるのです。

しかし、国民年金や厚生年金と異なり、iDeCoの始め方や仕組みについては、よく分からないと感じている方もいるのではないでしょうか、

今回はiDeCoの始め方を5ステップに分けてご紹介します。

また、iDeCoを販売している金融機関の選び方についても解説していきます。

iDeCoの始め方を4ステップで解説

iDeCoは国民年金や厚生年金などの公的年金ではないため、国や自治体側で加入手続きやお知らせを行うことはありません。

いわゆる私的年金に分類されるので、利用者自らiDeCoを販売している金融機関を選んで、契約手続きを進めることが必要です。

投資バランスや金融商品を選ぶ

iDeCoとして運用できる金融商品は様々ですが、大きく分けて2種類に分かれています。

1つは元本確保型です。元本確保型とは定期預金を商品としたタイプで、元本割れを避けたい方に向いています。

もう1つは、元本変動型でiDeCoの場合は、投資信託のことを指します。

相場状況によって元本割れや、元本以上の利益も得られるのが特徴です。

そこで、各金融機関が販売している商品を選んでおきます。

なぜなら金融機関ごとに取り扱っている商品が異なるため、先に購入予定の商品を決めた方が金融機関も選びやすいです。

投資したい金融商品を取り扱っている金融機関で口座開設

投資したいiDeCoを決めたら、該当する商品を取り扱っている金融機関を探します。

各金融機関で、取り扱っている商品は異なるため複数の機関を調べることが必要です。

そして金融機関を決めたら口座開設を行いますが、記載内容は一般的に以下の項目を入力します。

  • 氏名
  • 電話番号
  • 住所
  • 郵便番号
  • 基礎年金番号
  • 職業と職場の連絡先

口座開設に関する書類が届き、上記を書き込み返信用封筒で提出した後は、手続きを確認してもらい完了案内の書類や連絡が届くまで待ちます。

登録状況や時期によっても異なりますが、長いと1~2ヶ月程掛かる場合もあるため、口座開設手続きを忘れないよう、メモなど取っておくことをおすすめします。

口座開設が完了したら掛け金を振り分ける

口座開設完了の案内が来たら、次はiDeCoへ掛け金を振り分ける作業に入ります。

インターネットが主流ですので、基本はネット証券や銀行内でiDeCoへ分配する掛け金の金額と割合などを設定します。

iDeCoは国民年金や厚生年金と異なり、自分で投資商品を決めるだけでなく、複数の商品へ投資できるのが大きな特徴です。

そのため、安全を優先させるために元本確保型を選びつつ、2種類程投資信託を選ぶ方法もできます。

将来的にいくら年金を受け取りたいか、今投資できる金額はいくらか、元本変動型に投資した場合、どの程度のリスクを許容しなければいけないのか考えておきましょう。

運用は任せるため作業自体は無い

iDeCoの口座開設と掛け金の設定も完了した後は、運用を任せるだけですので特に作業はありません。

ただ、できれば1年に1回は、iDeCoの運用状況について確認しましょう。

元本変動型を選択した場合は、各商品(投資信託)によってリターンが異なるだけでなく、日々リターン率が変動するため、1年後に大きく変動している可能性もあります。

順調な運用であればそのままでも大丈夫ですが、もしリターン率が下がっているのであれば、原因を探りつつ別のiDeCoへ切り替えるのもおすすめです。

iDeCoの始め方は、このように4ステップで完了します。

最初の商品選びと金融機関選びで時間が掛かりますが、後々の受取額に関わるため慎重に考えましょう。

iDeCoを始めるために必要な金融機関の選び方とは

iDeCoの始め方で重要なポイントは、金融機関及び商品の選び方です。

ここでは、それぞれの選び方で特に注意すべき点をご紹介していきます。

iDeCoに掛かる手数料の安い金融機関を選ぶ

iDeCoを取り扱っている金融機関のことを運営管理機関と呼び、必ず1社のみと定められています。

ですので株式投資や通常の投資信託のように、複数の金融機関で口座開設を行うことができません。

金融機関選びは、それだけ重要ということも分かります。

悩んだ場合は、手数料コストの安い金融機関から選ぶのがおすすめです。

iDeCoの手数料は、加入時に支払うものと運用中に継続的な支払いを行う2種類に分かれています。

注目するのは後者の、運用期間中に支払い続ける手数料で、安いところでは100円台もあれば、高いところでは500円前後の場合もあり、大きく異なっているのです。

ですので、なるべく100円台の金融機関から、選ぶことをおすすめします。

金融商品はバランス型ファンドを選ぶ

金融商品の選び方で悩んだ場合は、バランス型ファンドのタイプを選ぶのもおすすめです。

元本変動型とは投資信託で、市場平均を超える運用を目指すアクティブファンドなど様々な種類を用意しています。

一方バランス型ファンドは、市場平均を目指したファンドが中心であるため、リターン率が大きくなりにくい反面、損失率も同様の傾向です。

年金を受け取るための運用ですので、利益重視よりも一定の利回りを得られるよう考える方が重要でしょう。

iDeCoの始め方は書類作成と提出で完了!

iDeCoと聞くと、よく分からないイメージに感じるかと思いますが、実際は私的年金のことを指しています。

つまり、年金を受け取るための資産作りを国に任せるのではなく、自分自身で行うということです。

そして始め方は、iDeCo対応の金融機関を選び、口座開設に必要な書類を用意・作成・提出するだけです。

口座開設完了後は、掛け金の分配割合を設定すると、あとは運用を任せます。

老後の生活資金について不安があるけれど、株式投資を自分で運用するのは難しいと感じる方は、iDeCoの加入を検討してみてはいかがでしょうか。