投資のはなし

初心者がNISA(ニーサ)のおすすめな理由とは?手続き方法やデメリットも

政府が立ち上げた新たな制度、NISA口座ですが税制面で優遇される点はイメージできるのではないでしょうか。

また、株式投資初心者におすすめとも考えられていて、資産運用をこれから始める人にとって気になる制度です。

しかし具体的に何が初心者におすすめなのかまでは、自分で調べなければ細かい情報は確認できないため、始めようか悩んでいる方もいるかと思います。

そこでこの記事では、株式投資初心者や未経験者に向けて、初心者にNISAがおすすめの理由をはじめ、登録方法や特徴、デメリットについてもご紹介します。

NISA口座は、もちろんメリットがあるものの、注意しなければいけないポイントもあるので、勢い始めないよう気を付けることが大切です

NISA口座の概要と手続きの流れ

まずはNISA制度の概要と、口座開設手続きの流れの基本から覚えましょう。

一見すると難しい内容に見えますが、初心者でも分かるよう簡略化させた制度でもあるので理解しやすい制度です。

それではNISA口座、積み立てNISAも含めて概要と、口座開設の流れをご紹介します。

NISA口座は非課税口座

NISAとは非課税投資ができる制度のことで、各証券会社がNISA口座という形で専用の口座を用意しています。

具体的には、株式投資と投資信託、ETFやリートの譲渡益や配当金といった利益について、年間120万円を上限として、非課税処理されます。

そしてNISA口座は、開設から5年間まで利用できるのですが、6年目に別のNISA口座を開設して資産を移動するロールオーバーを活用すれば、最大10年間は非課税で資産保有可能です。

NISAは確定申告不要

NISA特徴は投資で得た利益を非課税にできることで、同時に確定申告手続きも不要になる点です。

株式投資初心者にとって確定申告手続きや税金に関する手続きは、難しく敬遠してしまうもので、場合によっては確定申告が理由で始めない場合もあります。

しかしNISA口座で投資を行えば、年間120万円までの取引額であれば非課税扱いになるので、所得税なども掛からず確定申告手続きも不要です。

ただ、一般の総合口座でも特定口座で開設すれば、確定申告手続きは証券会社が代行するので、特別大きな特徴ではありません。

積み立てNISAという制度も2018年にスタート

NISAは2014年、ジュニアNISAは2016年にスタートした制度ですが、2018年には新たに積み立てNISAと呼ばれる制度もスタートしたことで、更に活用方法の幅が広がりました。

積み立てNISAの目的は、長期投資で尚且つ積み立てと分散投資を行う方に向けた非課税制度で、特定の投資信託の譲渡益と分配金について非課税が適用されます。

年間の新規投資額の上限は、40万円とNISA口座と比較して小さいものの、非課税期間は20年間とNISA口座の4倍です。

そのため合計金額は800万円まで非課税になります。

NISAは証券会社などで口座開設を行う

NISA口座の開設手続きは、特別難しいものでも特定の機関で取り扱っている訳でもありません。

ネット証券会社と店舗型証券会社、そして銀行や郵便局で取り扱っているので、いずれかの窓口もしくはサイトから手続きを始めます。

まだ総合口座を開設していない方は、NISA口座と総合口座の開設書類手続きを進め、解説する金融機関へ提出を進めるのが基本です。

具体的には以下の書類です。

  • 総合口座開設手続きに関する書類
  • 非課税口座の開設書類
  • 本人確認書類(マイナンバーカードなど)

そして上記の書類を提出したら開設に関する連絡を待ち、連絡が来たらNISA口座から投資を始めることができるようになります。

初心者にNISAがおすすめの理由とデメリット

NISA口座といっても、株式投資や投資信託を行うことには変わらないため、人によっては初心者におすすめと言われることについて、疑問を感じているかと思います。

確かに非課税枠の口座で取引できるからといっても、売買自体を優遇される訳ではないので、初心者に優しい取引になるということではありません。

ですので、具体的に何が初心者におすすめなのか解説しつつ、同時に気を付けておくべきデメリットもご紹介します。

一定の金額までは非課税なので負担が少ない

NISA口座が初心者におすすめの理由は、非課税によって利益を得た分だけの税負担が少ないことです。

株式投資初心者の中には、利益を得ても税金で差し引かれるのであれば、メリットを感じにくくなり、確定申告手続きが面倒と考える場合があります。

年間120万円分の取引に関しては、得た利益を全て所得にできるため、間接的に初心者が始めるメリットに繋がっていると考えることできるでしょう。

永久に非課税となる訳ではない

年間120万円分の取引で得た利益に関しては、非課税になるので全て所得に含めることができます。

しかし、非課税期間は移管をしなければ最長5年間ですので、永久に非課税取引できる訳ではありません。

初心者におすすめといっても、一時的な税制優遇措置ですのでいずれは、一般投資家と同じく税負担や確定申告手続きが必要になります。

そのため最初から税について考えながら投資を行っている方と比較して、5年分の差が生じます。

そして確定申告手続きや、所得税を差し引いた収益を計算できるよう、覚えなければならないことが残ったままです。

ですのでNISA口座を初心者が開設したからといって、一概にメリットとならない点についても把握しておきましょう。

損失繰り越しなど一般口座ではできることが制限されている

NISA口座で投資を行うことで発生するデメリットには、制度上の制限があります。

それは、投資で発生した損失について、一般口座では可能となっている損失繰り越しができません。

損失繰り越しとは、年間で利益よりも損失を上回っている場合に、利益から差し引いて納税額を抑えられる制度のことです。

最大3年間まで繰り越すことができます。

一方NISA口座は損失繰り越しできないため、年間を通して損失が続いている場合は、負担が大きいままになるデメリットとなる側面もあるのです。

最初の数年はNISAで取引するなど初心者も活用方法を工夫する

NISA口座は初心者にもおすすめといえるメリットがあるものの、損失繰り越しができない点や永久に非課税にならないことも考慮すると、一定のデメリットもあります。

つまり、初心者にとっておすすめの理由とは、譲渡益や配当金などが年間取引額120万円までは非課税になることです。

投資初心者は、NISA口座のメリットも活用しつつ、最大5年間という期限と損失繰り越しができない点も考えながら、投資計画を立てることをおすすめします。