投資のはなし

公社債投資信託とは?公社債投信の利回りやメリット・デメリット解説

資産運用の方法は人それぞれですが、投資信託を軸に資産構築を考える方もいることでしょう。

投資信託は株式投資信託と、公社債投資信託といった分け方もされており、どちらに投資するかによってメリットやデメリットも変わります。

株式投資信託は、文字通り株式を組み入れた商品のことですが、公社債投資信託は一般的にすぐイメージしにくいものです。

そこで今回は、公社債投資信託について分からない方や投資を予定している方に向けて、公社債投資信託の意味や仕組み、メリットとデメリットなどについて分かりやすく解説していきます。

公社債投資信託は一見すると難しい金融商品に見えますが、債券に関する投資信託ですので、極端に難しい訳ではありません。

公社債投資信託の意味と仕組み

公社債という言葉を知っている方であれば、公社債投資信託の意味についてある程度イメージできるかと思います。

公社債とは債券の総称で、国債や社債といったものを組み入れた投資信託になります。

では、あらためて公社債投資信託について、詳しく解説します。

公社債投資信託とは債券を組み入れた投資信託

前述でも触れましたが、公社債投資信託とは投資信託の1種で、投資対象は債券の商品のことを指します。

また、株式や他の商品を組み入れている場合は、公社債投資信託とは呼びません。

複数の種類を組み合わせているファンドは、バランス型などと呼びます。

たとえば以下のファンドがある場合、債券のみを組み入れているファンドを公社債投資信託と呼ぶので、間違えないようにしましょう。

例:組み入れ比率

  • 株式100%:株式投資信託
  • 株式50%、国債50%:株式投資信託もしくはバランス型ファンド
  • 株式10%、国債90%;株式投資信託
  • 国債100%:公社債投資信託

公社債投資信託の主な特徴

公社債投資信託の公社債をより詳しく解説しますと、公共債と民間債の総称で、更に細かく分類すると以下のような債券を指します。

  • 国債
  • 地方債
  • 特別債
  • 地方公共債
  • 金融債
  • 社債
  • 外国債

そして公社債投資信託は、上記の国債を基に以下の分け方にしています。

  • 追加型
  • 単位型

追加型とはいつでも購入できるファンドのことで、単位型はあらかじめ決められた募集期間のみでしか購入できません。

公社債投資信託の利回りと運用方針

公社債投資信託の平均利回りは、ファンドの運用実績によって変わりますが、おおよそ1%台のケースが多いです。

株式投資信託は5%や10%近い利回りのファンドもあるので、利回りは平均的に低いということが分かります。

また、債券はローリスクローリターンというのが特徴ですので、公社債投資信託も同様の傾向です。

そのため運用方針としては、長期的に少しずつ資産を増やすといった考え方や、元本割れを避けることを優先したい場合に合っています。

公社債投資信託のメリットとデメリット

公社債投資信託の基本を理解できたら、投資メリットとデメリットについても把握しておきましょう。

公社債投資信託は利回りや値動きが、株式投資信託と異なるので同じファンドと考えないようにしましょう。

ローリスクローリターンな投資が可能

公社債投資信託に投資するメリットは、ローリスクな運用を期待できることです。

債券は株式や為替相場と異なり、大きな価格変動が起きないだけでなく元本割れのリスクも低いのが特徴になります。

そのため公社債投資信託は、低リスク資産の商品で何よりも元本割れを避けたい方にとっては、投資メリットのあるファンドといえるでしょう。

ただ一方で新興国債券を組み入れたファンドは、利回りが高くなりつつリスクも国内債券と比較して高まる可能性もあるため、取り扱っている債券も確認が必要です。

MRFなどでは少額投資が可能

公社債投資信託にもいくつかの種類があり、その中の1つにMRFやMMFといったファンドがあります。

これらMRFやMMFは、追加型ファンドでいつでも売買注文できます。

そして購入数量については、1円単位から注文可能ですので少額投資したい方にとって特にメリットがあります。

少額投資であれば、仮に元本割れを起こしても生活費に影響を与えることもありませんし、次の売買に向けて立て直すことができます。

利回りが低すぎる

公社債投資信託にはデメリットもあります。

それは他のファンドや金融商品と比較して利回りが低すぎる点です。

MRFなどは利回り0%、他の公社債投資信託でも1%台などが多いため、少額投資ができても短中期的に大きな利益を狙えません。

つまり公社債投資信託とは、ローリスクローリターンな金融商品で、定期預金よりはわずかに高い利回りで時間を掛け、少しずつ資産を増やすのが基本です。

たとえば100万円の元本で、短期取引で200万円まで増やしたいと考える場合は、公社債投資信託は向いていません。

1年や5年といった年単位で、年利2%前後で資産を積み重ねる方法を考えている方には、公社債投資信託にメリットがあります。

公社債投資信託は長期的に少しずつ資産を積み上げる金融商品

公社債投資信託は、基本的にローリスクローリターンな金融商品ですので、長期的に少しずつ資産を増やしたい方に投資メリットがあります。

1%前後の利回りで設定されているファンドが多いので、100万円であれば年間で1万円弱の利益を得られる計算です。

リスクを抑えながら投資に慣れたい方や、長期的に資産を預け入れる予定の方は、公社債投資信託を検討してみてはいかがでしょうか。