投資のはなし

ETF(上場投資信託)と投資信託と株の違いは?どれを選ぶべきか比較してみた

老後の生活を考えると、年金だけでは厳しい計算になる方も多いのではないでしょうか。

そこで最近では、投資にチャレンジする方もいます。

中長期的に資産を積み上げていくタイプの金融商品は、投資信託やETFですが中でもETFに興味を持っている方もいるでしょう。

しかしETFと他の金融商品との違いや優れている部分について、よく分からないままですと効率よく運用することが難しいです。

そこで今回はETFと、投資信託や株との違いについて解説していきます。

ETFと投資信託の違いを解説

まずはETFと投資信託の違いについて解説します。

どちらも販売会社に運用を任せるという点が共通しているため、一見するとどちらも同じように感じるかと思います。

しかし、投資対象だけでなく市場や、仕組みなど大きな違いがいくつもあるので、どちらも正確に理解した上で投資を始めることが大切です。

ETFと投資信託は似ているが市場など違う

ETFとは証券取引所に上場しているファンドで、株価指数といった指数を組み入れたインデックス系で構成されています。

また、上場投資信託と呼びます。

購入できる場所は、証券会社に限られています。

一方投資信託は非上場のファンドで構成されていて、株式や債券、指数などインデックス系からアクティブ系ファンドまで幅広く取り扱っています。

また、非上場のファンドですので、証券会社だけでなく郵便局や保険会社などでも購入可能です。

大きな違いは、上場か非上場のファンドかという点です。

市場価格の変動にも違いがある

ETFの市場価格は、株式投資などと同様にリアルタイムに価格変動しています。

また、取引時間についても株と同じで、9時から11時30分、12時30分から15時までです。

注文自体はいつでもできますが、売買は取引時間の間だけですので気を付けましょう。

一方投資信託の市場価格は、1日に1回基準価額(価格)が変動するだけですので、リアルタイムで価格が変動しません。

そのため取引時間に制限はなく、いつでも注文から購入まで行うことができます。

売買数量も違う

ETFと投資信託では、売買方法や売買数量についても大きな違いがあります。

ETFの売買方法は株式投資と同じく、単位が決められているのでたとえば100口10000円と定められていれば、最低でも10000円を用意しなければいけません。

つまり単位ごとに最低購入金額が決まっています。

一方投資信託は、口数買付と金額買付、そして積立が可能となっています。

口数買付の場合は、たとえば最低購入1万口と定められていれば、1万口に対応している金額を用意するので、ETFと似ています。

しかし金額買付もできるため、より柔軟に買付金額を調整できる点がETFとの違いを表すポイントです。

手数料に関する設定も違う

ETFと投資信託どちらにも信託報酬があるものの、ETFの方がコストを抑えています。

なぜならETFはインデックスファンドで構成されているため、指数連動型で運用に手間が掛かりにくいからです。

しかし投資信託には、アクティブファンドと呼ばれる市場平均や基準となる、相場を上回る運用成績を目指すケースもあります。

運用面で難易度が高いため、それだけ手間やコストが掛かり信託報酬に上乗せされているのです。

ETFと株の違いを解説

続いてはETFと株の違いを解説します。ETFはファンドを運用するという点で、投資信託と共通していますが株と似ている部分もあるのです。

ETFと株は仕組み自体が違う

ETFはファンドと呼ばれる商品を購入し、実際の運用はプロのファンドマネージャーが担います。

そのため運用自体は投資家が行う必要がなく、初心者でも取り組みやすいのが特徴です。

一方株は個別銘柄を購入するだけでなく、投資家自身が運用する必要があるため、ETFとは仕組みに大きなが違いがあります。

投資方法にも大きな違い

ETFと株の違いを理解する上で、特に押さえておくべきポイントが投資方法です。

ETFは指数に投資するため、ファンドを購入するだけで分散投資に繋がりますが、株式投資は個別銘柄になります。

そのため株式投資は投資家自身で、分散投資を行う必要があるのです。

ETFや投資信託の違いからどれを選ぶべきか

ETFと投資信託や株との違いを理解した上で、次に何を選ぶべきか比較ポイントをご紹介します。

どれが最も優れているということではありませんので、自身の方針に合ったポイントで比較検討しましょう。

投資初心者でコスト面を抑えたい場合はETFがおすすめ

ETFは投資初心者や安定した運用を目指している方、もしくは信託報酬を抑えたい場合におすすめです。

ETFはインデックスファンドで構成されているので、比較的落ち着いた価格変動が特徴になっています。

また投資信託と違い、取引時間中はリアルタイムで価格変動するので、徐々に自身のタイミングで売買を行い場合にも利用メリットがあります。

投資家自身で銘柄を選びたい場合は株がおすすめ

株は投資家自身で購入銘柄や売買タイミングなど、自由に投資活動したい場合におすすめです。

ETFは投資信託と同じように、中長期的に資産を構築していく商品ですので、短期的に利益を得たい場合には利用メリットが少ないでしょう。

運用はプロに任せつつも利回りを高めたい場合は投資信託がおすすめ

投資信託はETFのようにファンドを取り扱っている点は同じです。

しかし、高利回りのアクティブファンドもあるので、中長期的に投資を行いつつも利益を優先したい場合におすすめです。

また、運用コストはETFより高い傾向があるものの、分散投資を手軽に行いながら高利回りを狙える点は、投資信託ならではの魅力になります。

ETFと投資信託や株には大きな違いがある

ETFは投資信託や株と似た部分や、共通点もありますが仕組みそのものは大きく違っています。

投資信託と同様にファンドを運用しますが、ETFは上場投資信託で投資信託は非上場です。

また、株同じ注文方法ですが個別銘柄で取引していません。

中長期投資で分散投資を手軽に行いたい方や、運用コストを抑えたい方はETFを選ぶことを考えてみてはいかがでしょうか。