投資のはなし

仕組預金は高金利だけどハイリスク?特徴やメリット・デメリットを解説

資産運用とは、株式投資やFXなどが代表的ですが、預金も資産運用の1つです。

しかし日本の場合は現在、低金利政策によって1%未満の低金利のため資産を増やしにくい商品ではあります。

そこで仕組み預金について、興味を持っている方もいるのではないでしょうか

一見すると仕組み預金も定期預金と同じく、資金を預けて後は利息によって少しずつ資産を増やすイメージかと思います。

仕組み預金は、定期預金と同じく金融機関に資金を預けるだけで、後は利息収入を待つ点は共通していますが、様々な仕組みが施されているため細かな部分で違いがあります。

また仕組み預金は、金融機関ごとに商品を販売していて、内容が異なるだけでなく定期預金よりもハイリスクのケースもあり、注意が必要です。

今回は預金を検討している方に向けて、仕組み預金の意味や仕組みをはじめ、特徴やメリット・デメリットについて解説します。

仕組み預金とは

一般的に預金といえば、ローリスクでいつでも資金を引き出すことが可能な、預け入れるための口座といったイメージがあるでしょう。

しかし、仕組み預金の場合は、預金口座といっても一定のリスクを持つ商品もあるため、定期預金と異なる点について理解する必要があります。

それでは仕組み預金の仕組みからご説明します。

仕組み預金とは

仕組み預金は定期預金と違い、預金にデリバティブを加えた金融商品になります。

デリバティブとは、株式や為替などから設計された新しい金融商品のことで、前述の商品と預金を組み合わせて利回りを高めるなどしているのです。

そのため定期預金では一般的な0.01%といった低金利で資産を増やしにくいですが、仕組み預金は0.3%や、市場金利に応じて変動するため高金利も期待できます。

仕組み預金の種類

仕組預金は定期預金と異なり、金融機関によって商品内容にバリエーションがあり、更に満期型や外貨型など方向性についても大きく異なるのが特徴です。

たとえば以下のタイプに大きく分かれています。

  • 満期特約型:預け入れる期間を変更でき、期間が長くなるほど金利が高くなる
  • 通貨変動型:円や外貨を組み合わせて為替レートの変動を活用した預金

多くの金融機関では、預入期間と通貨の2種類に分けて、何かしらのデリバティブを組み合わせた金融商品を用意していることが多いです。

ですので仕組み預金を選ぶ時は、まずどちらのタイプに分かれているか確認しましょう。

仕組み預金の例

前述で大まかに2タイプを説明しましたが、更にどのような仕組み預金が販売されているのか、いくつかご紹介します。

1つは、満期特約型の元本保証も付けたタイプで、あくまで円で運用する商品です。

そして預入期間の延長については、市場金利と延長後の金利どちらが高くなるか金融機関が決めます。

もう1つは外貨を入金し、そのまま外貨の為替相場で運用を任せる商品です。

こちらも多くの金融商品で採用しているタイプで、利息の受け取りも外貨になります。

商品によっては円安・円高で、外貨と円のどちらで受け取るのか変わる傾向があり、リスクを許容しつつ高金利を狙っている方向けです。

仕組み預金のメリットとデメリットや特徴

仕組み預金の基本を理解できたら、メリットやデメリット、特徴などについても覚えることが大切です。

各仕組み預金によって発生するリスクの度合いや種類に、違いはあるものの基本的なメリットやデメリットについては共通しています。

ですので基本的なメリットとデメリットを覚えるだけでも、これから仕組み預金を始める方にとって役立つ内容となるでしょう。

定期預金よりも高い利回りが期待できる

仕組み預金全般のメリットとして挙げられるのは、定期預金よりも高金利を期待できるところでしょう。

元々定期預金よりも高金利を狙った商品でもあるので、当たり前ですが定期預金の低金利に悩んでいる方には重要なポイントです。

具体的な金利は、市場金利や各仕組み預金によって変わりますが、0.3%といった金利の場合もあり基本的に定期預金よりも高い傾向になります。

元本割れリスクもある

仕組み預金は定期預金よりも、金利が高い傾向で株式投資のように運用する必要がないですが、一方で元本割れリスクに気を付けましょう。

仕組み預金は定期預金と同じ様で、元本保証のないタイプもあるので確認せずに契約し、元本保証がない仕組み預金の場合、引き出す際に元本が減っていることもあるのです。

これから契約を検討している方は、元本割れリスクのある仕組み預金かどうかを必ず確認した上で、許容できるかも考えて契約することをおすすめします。

中途解約ができないこともある

仕組み預金は定期預金と違い、中途解約ができない商品も多いです。

たとえば外貨型の仕組み預金で契約し、その後円高で価値が減少し続けていたとしても、利用者の意思で解約できないこともあります。

また、満期特約型の仕組み預金は、金融機関が満期を自由に設定できるため、流動性がより低くなる点にも注意しなければいけません。

仕組み預金は高金利な反面元本割れリスクなどがあり注意が必要

仕組み預金はデリバティブを加えた、預金口座のことで満期特約型や外貨型などそれぞれ特徴を持っています。

そしてどの仕組み預金も、金利を高めに設定している点がメリットです。

しかし、元本割れリスクや、金融機関が満期を設定するなどデメリットやリスクもあるので注意が必要でもあります。

これから仕組み預金を利用する方は、契約内容を理解した上で検討してみてください。