高機能なパソコンがどうしても必要になった。
急いで引っ越しをしなくてはいけなくなった。
このように、人生では思わぬときに30万円くらいのお金を調達しなくてはいけないことがあります。
そういうときに貯金がまったくないと、どこからか借り入れをしなくてはいけなくなります。
ただ30万円というと、少しまとまった金額ですので、どこから借りればいいのか分からないという人も多いかと思います。
ここではそんな人のために、30万円をどこから借りればいいのか、そして借りるときに知っておくべきポイントをご紹介します。
Contents
このページで分かること
30万円の借入方法としては、カードローン、フリーローン、クレジットカードの3種類があります。
使用用途が決まっている場合にはフリーローン、そうでないならカードローンかキャッシングを利用しましょう。
30万円程度の利用なら数%の金利差は気にする必要はありません。
金利差を気にする必要がありませんので、審査の通過が不安な人は消費者金融のカードローンの利用申込みがおすすめです。
ただし、審査が甘いわけではありません。
すでにクレジットカードに30万円のキャッシング枠がある場合には、そちらの利用も頭に入れておきましょう。
30万円借りたときの返済シミュレーション
お金を借りるときには計画的にと言われますが、さすがに5万円程度なら無計画でもなんとか返すことができます。
ところが30万円となると無計画というわけにはいきません。
どこから借りるかを考える前に、返済についてのシミュレーションしてみましょう。
月々の返済額:14,977円
返済総額:359,441円
月々の返済額:14,545円
返済総額:349,098円
月々の返済額:27,503円
返済総額:330,044円
月々の返済額:10,845円
返済総額:390,431円
さすがに1年での返済と3年での返済では大きな差がありますが、金利が15%と18%では返済総額にそれほど差がないことが分かります。
このため30万円を借りるときには、金利差をそれほど考えなくていいことが分かります。
このシミュレーション結果を踏まえた上で、どこから借りればいいのかを見ていきましょう。
30万円を借りるための方法
30万円という金額になると、親や兄弟姉妹にお願いするのも少し難しいですよね。副業して稼ぐにしても3ヶ月くらいかかりそうです。
そうなると、金融機関から借りるということになりますが、借入方法としては次の3つが考えられます。
- カードローン
- フリーローン(多目的ローン)
- クレジットカード
カードローンはテレビCMなどで知っているという人もいると思いますが、どのような借入方法なのかまでは、きちんと把握できていないという人も多いかと思います。
それぞれにどのような特徴があるのか、利用する上でのメリットやデメリットなどを見ていきましょう。
カードローンを利用して30万円借りる方法
金利 | 年3.0〜18.0% |
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カードローンはローンカードを発行してもらい、そのカードを使って利用限度額の範囲内で何度も借り入れできるローンです。
銀行系と消費者金融系の2種類があり、銀行のカードローンのほうが審査のハードルが高く設定されていますが、金利が低いという特徴があります。
ただし、30万円程度の借り入れだった場合には、銀行でも金利は15%前後にしかなりません。
消費者金融ですと18%ですので、利息差がほとんどないことはすでにシミュレーションで把握できているかと思います。
このため、これくらいの借り入れであれば、どちらを使っても構いません。
急いでお金が必要な場合には審査の早い消費者金融、少しでも利息を下げたい場合には銀行から借りるといったように、状況に合わせて選ぶようにしましょう。
カードローンで借りるメリット
- 使用用途が自由
- 消費者金融なら即日融資可能
- スマホアプリで簡単に申し込みできる
カードローンのメリットをまとめると、自由度が高く申し込みも簡単で、その日のうちに借りることができるということです。
事業性資金やギャンブル用途でなければ、何にでも何回でも使えるのが大きな魅力です。
そして、消費者金融なら即日融資にも対応していますし、最近はスマホアプリで申し込みから借り入れまで完結できる商品もあります。
インターネットやATM、無人契約機からも申し込みができるので、借りやすいというのもメリットのひとつです。
カードローンで借りるデメリット
- 返済期間が長くなると利息が膨れ上がる
- 審査を通過しないと借りられない
カードローンのデメリットはなんといっても、利息が大きいということです。
金利18%で3年かけて返済した場合には、借りたお金の3割も利息で支払わなくてはいけません。
利息を減らすためには、早期での返済を心がける必要があります。
そもそも審査を通過しないと、借りることができないという問題もあります。
安定した収入と1年以上の勤続年数、そして過去に金融事故を起こしていないこと(個人信用情報に事故履歴がないこと)が求められます。
消費者金融でも審査通過率は50%程度ですので、かなり狭き門だと考えてください。
フリーローンを利用して30万円借りる方法
金利 | 年2.0〜15.0% |
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フリーローンは多目的ローンと呼ばれることもある、使用用途が決まっているときに利用できる銀行の金融商品です。
例えば、引越し費用や旅行代金のようにまとまった出費で、なおかつ見積書を出してもらえるような用途に利用できます。
使用目的が明確ですので、カードローンよりも金利が低いという特徴があります。
30万円の使用用途が決まっていて、それ以上の借り入れが必要でない場合に適しています。
フリーローンンで借りるメリット
- カードローンよりは低金利で借りられる
- 追加融資を受けられないので借り過ぎを防げる
30万円を借りるときには最高金利が適用されるため、それほど金利差がないかもしれませんが、それでもカードローンよりは低金利で、返済期間が長くなるような場合には利息を抑えることができます。
また、フリーローンは追加融資を受けることができない一括借り入れですので、カードローンのように借りすぎてしまうということがありません。
追加で借りることもないため返済計画も立てやすく、途中で滞納するリスクが低いというメリットがあります。
フリーローンで借りるデメリット
- 審査のハードルが高い
- 審査に時間がかかる
フリーローン金利が低いこともあり、カードローンより審査のハードルが高く設定されています。さらに、慎重に審査が行われるため、申し込みから融資開始まで数日かかります。
このため、今すぐにお金が必要だというようなケースには適していません。
クレジットカードを利用して30万円借りる方法
金利 | 年18% |
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クレジットカードには、現金の借り入れができるキャッシング枠があります。
すべてのクレジットカードにあるわけではなく、カードを申し込むときにキャッシング枠の設定をしている場合にのみ利用できます。
ただしキャッシング枠は、後から付けることや増額も可能です。
すでにキャッシング枠がある場合には審査を受けずに、銀行やコンビニのATMから借入可能で、支払日に一括返済できない場合にはリボ払いでの借り入れもできます。
クレジットカードで借りるメリット
- キャッシング枠があれば審査不要で借りられる
- 30万円の支払いならショッピング利用も可能
すでに30万円のキャッシング枠があれば、審査も受けることなく確実に30万円を借りることができます。
カードローンやフリーローンのように「審査落ちしたらどうしよう」と悩むこともありません。
30万円が必要ということでついつい現金で用意しなくてはと思いがちですが、引っ越しやパソコンの購入などであれば、キャッシングではなくクレジットカード払いも可能です。
クレジットカード払いならポイントも貯まりますので、お得に借りることができます。
クレジットカードで借りるデメリット
- 30万円のキャッシング枠を用意できないことも
- ショッピング利用枠が圧迫される
クレジットカードのデメリットは融資枠が小さいということです。
何度も利用しているクレジットカードなら信用がありますので、キャッシング枠の増額にも応じてもらえますが、あまり利用していない場合には、キャッシング枠で30万円を用意できないこともあります。
さらに、30万円借りるとショッピング利用枠が30万円減ります。
お金を借りすぎてショッピング利用できないということもありますので、利用可能額をチェックした上でお金を借りる必要があります。
返済はできるだけ短期間で行うこと
30万円を借りたときのシミュレーションからも分かりますように、返済期間が長くなればなるほど利息は大きくなります。
これに比べると金利差による利息の違いは小さなものです。これくらいの金額を借りる場合に大事なことは、できるだけ早期に返済するということです。
お金を借りたときに、返済金額が自動的に決まる金融商品がほとんどですが、それらは「無理のない返済」という名目で、長期間での返済に設定されています。
もし月々の返済金額が低すぎると思ったら、返済額を変更するか、繰り上げ返済を行いましょう。
ただし、無理に繰り上げ返済をすると、今度は生活を圧迫しますし、いざというときにまたお金を借りることになります。
確実に返せるという金額までは繰り上げ返済を行いつつ、何かあったときのために貯蓄もしておきましょう。
貯蓄が返済額を上回ったら、そこで一括返済してしまいましょう。
このように、30万円を借りたときには、無理ない範囲での短期返済を目指してください。