結婚は人生のターニングポイントというのは、今も昔も変わりません。
最近は結婚式を挙げない人や身内だけで済ませてしまう人も増えましたが、人生の節目として盛大に祝ってもらいたいですよね。
ただ、そうなると気になるのが結婚費用です。
盛大な結婚式は挙げたいけどお金がない。
そういうときに、妥協せずに満足できる結婚式を挙げるにはどうすればいいのでしょう?
ここでは、お金がない人でも満足できる結婚式を挙げられる方法についてご紹介します。
Contents
このページで分かること
結婚にかかる費用は平均で450万円と言われています。
そのうち結婚式には300万円もかかり、ご祝儀があるとはいえ、少なくとも結婚式前には300万円を用意しなくてはいけません。
お金がない人はこの金額がネックになってしまいますが、そんな人のためにブライダルローンが用意されています。
金利も8%前後とあまり高くなく、ほとんどのブライダルローンが300万円まで借りられますので、お金がなくても満足できる結婚式を挙げることができます。
ただし、結婚に必要なお金をすべてブライダルローンに頼ると、結婚後の生活が苦しくなりますので、ある程度は自分たち貯金しておく必要があります。
結婚費用についての基礎知識
それではまず、結婚費用についての基礎知識をご紹介します。
結婚にはどれくらいの費用がかかり、その費用をどうやって用意すればいいのかを見ていきましょう。
結婚費用の相場
結婚にかかる費用の相場は450万円と言われています。
もちろんこれは相場であり、実際にはもっと少ない費用で結婚している人もいますし、芸能人のように何千万円もかけている人もいます。
それらを平均すると450万円というわけです。その内訳を見ていきましょう。
婚約指輪 | 35万円 |
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結婚指輪 | 25万円 |
婚約結納費用 | 15万円 |
両家顔合わせ食事会 | 5万円 |
結婚式・披露宴 | 300万円 |
新婚旅行 | 70万円 |
こうやって内訳を見てみると、いくらでも減額できそうですが一生に一度のことですから、小さなところを削るのももったいない気がしますよね。
問題なのは、このお金をどうやって用意するかということです。
自分たちには450万円どころか貯金がほとんどないのに、他の人たちは450万円を結婚までにコツコツ貯めてきたのか気になりますよね。
次に他の人たちがどうやって結婚費用を用意したのかについてご紹介します。
結婚費用をどうやって用意する?
結婚費用を事前に貯金していたという人の割合は88.4%で、平均345.7万円を貯金しています。
こう考えるとお金がないのに結婚式を挙げるのが無謀に思えるかもしれませんが、100万円以下の貯金という人も6.5%もいますので、お金がないからといって結婚式を諦める必要はなさそうです。
それでは不足分をどこから補ったかというと、ほとんどの人が親からの援助に頼っています。
その平均額は202.7万円ですので、貯金と合わせて十分な金額になります。
では、親からの援助が期待できない場合にはどうすればいいのでしょう?
実はそういう人のためにブライダルローンという金融商品があります。
実際に結婚した人のうち2%がブライダルローンを利用したという調査結果もあります。
ブライダルローンについては後ほど詳しくご紹介しますが、低金利で高額な融資を受けられる金融商品です。
その他にも結婚式を挙げるために利用できるローン商品がありますので、貯金も少なく親からの援助も期待できなくても、結婚式を挙げることを諦める必要はありません。
結婚費用は全額負担するわけではない
ブライダルローンがあるとはいえ、結婚式や披露宴で450万円もの借金を背負うことになるのはさすがに新生活を始める上で不安という人もいますよね。
結婚式や披露宴に呼ばれたとき、ご祝儀を用意しますよね。
今度は自分がもらえる順番です。
ご祝儀の平均総額は約195.5万円です。
なんと結婚式や披露宴にかかる費用は300万円ですので、2/3はご祝儀で補うことが出来ます。
トータルで考えても不足分は250万円ということになります。
その金額は決して小さくありませんが、450万円よりは現実的ですよね。
新婚旅行の内容を見直すなどすれば、もっと費用を抑えることができるはずです。
そう考えると、希望が湧いてきますよね。
結婚費用に使えるローンの種類
結婚費用を借りればいいとお伝えしましたが、具体的にどのようなローンがあるのかお伝えしておきましょう。
結婚費用に利用できるのはブライダルローン、もしくはフリーローン、多目的ローンと呼ばれる金融商品です。
代表的なローンをいくつかご紹介します。
楽天銀行「ブライダルローン」
金利 | 年7.0%(固定金利) |
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融資限度額 | 300万円 |
楽天銀行のブライダルローンは月々1万円から返済可能ですので、結婚式後の生活が苦しくなるということがありません。
ただし、税込年収が300万円以上あることが利用基準になります。
みずほ銀行「多目的ローン」
変動金利 | 年5.875% |
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固定金利 | 年6.650% |
融資限度額 | 300万円 |
みずほ銀行はブライダルローンを用意していませんが、多目的ローンを結婚費用に利用可能です。
利用条件は税込年収が200万円以上、勤続年数が2年以上になっています。
ジャックス「ブライダルローン」
金利 | 年6.5%(固定金利) |
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融資限度額 | 500万円 |
ジャックスが提供するブライダルローンです。
提携式場でしか利用できませんが、500万円という大きな金額を低金利で借りることができます。
提携式場は全国で400あり、海外や国内のリゾート式場なども含まれています。
お金がないときに結婚費用を借りるときのポイント
お金がないときに結婚費用を借りるということは、結婚にかかる費用をすべて借金するということです。
ご祝儀があるとはいえ、それでも一時的に450万円を借りることになります。
大事なのは、この450万円をいかにして減らすかということです。
プロポーズして結婚式を挙げるまでには、平均で1年の時間がありますので、まずはこの1年間でできるかぎりのお金を溜めるようにしましょう。
2人で働いて節約すれば100万円くらいは溜めることができるはずです。
それに合わせて、結婚費用の内訳も見直しましょう。
最近は結納をしないというカップルのほうが多く、家族同士の食事会で済ませていることがほとんどです。
新婚旅行も結婚直後ではなく1年後に行っているカップルもいます。
結婚式は妥協したくないと思いますが、招待状や席次表などを自分で作れば5万円程度のコストダウンが可能です。
結婚式場ではなく、レストランウエディングにすれば、平均で50万円くらい下げることも出来ます。
このように工夫次第で妥協することなく結婚費用を抑えることも可能ですので、結婚後の生活のことも考えて、無理のない範囲での借り入れになるように調整してみましょう。
返済は一括返済を目指す
ブライダルローンを活用すれば、お金がないという人でも結婚式をあげられるということを理解してもらえたかと思います。
ただ、すべてを借り入れで補うというのは結婚生活を圧迫することになりますので、できるかぎり自分たちでお金を貯めて、結婚にかかる費用も抑えるようにしましょう。
ただし、結婚式の内容だけは妥協しないことをおすすめします。
必要以上にきらびやかにするのはないにしても、少なくとも出席してくれた人たちにいい結婚式だったと喜んでもらえるように、お金をかけるとことはしっかりとかけて、満足してもらいましょう。
そのために借りたお金ですが、もちろん返済をしなくてはいけません。
このときできるだけ早く返済するために、お金があるときに繰り上げ返済をしたほうがいいと言う人もいますが、おすすめなのは繰り上げ返済ではなく積立です。
通常の返済しつつも、返済額の半分くらいの額を毎月積み立てしておきましょう。
そして、積立額が返済残金を超えたところで一括返済してください。
この方法なら、思わぬ出費があったときに返済が滞るという心配がなくなります。
もちろん、利用するときには返済計画を立てておくことも重要です。
思いつきで返せるほど結婚に必要な費用は小さくありません。
夫婦で無理のない返済計画を立てて、同時に積立も行いながら、借りたお金の完済を目指しましょう。